第3回:大学が握った『基本特許』はなぜ桁違いの富を生んだのか ―― 成功要因が正反対だった2つの伝説的特許と、発明者に株を渡して起業させる是非【有料】
コロナ禍で巨額の富を生んだmRNA特許と、バイオ産業そのものを創ったある大学特許。実は両者の「儲け方」は正反対だった――。大学単独で基本特許を持つ意味、そして発明者にストックオプションを渡して起業させる方式の損得を、具体的な金額・現在進行形の係争・日米比較で読み解く。
✍ 宍戸&アソシエーツ
大学の研究者と企業(スタートアップ/大手製薬)の共同特許、あるいは大学単独の基本特許をめぐる**成功事例と失敗事例**を、米国・EUを中心に解析する連載。スタートアップ共同、大手製薬共同(本庶先生 vs 小野薬品)、大学単独(UPenn mRNA、Stanford のベクター特許)の3類型を比較する。
コロナ禍で巨額の富を生んだmRNA特許と、バイオ産業そのものを創ったある大学特許。実は両者の「儲け方」は正反対だった――。大学単独で基本特許を持つ意味、そして発明者にストックオプションを渡して起業させる方式の損得を、具体的な金額・現在進行形の係争・日米比較で読み解く。
ノーベル賞級の基礎研究は誰のものか。大学発の画期的新薬をめぐり、発明者と製薬大手が『対価』で全面対決した実例を解説。契約の料率・請求額と和解額の推移・和解金の内訳に加え、並走した海外の発明者訴訟まで踏み込み、共同研究契約で見落とされがちな勘所を整理します。
大学の基礎研究を事業化する医療スタートアップ。米国・EUでは、同じ大学発の特許が一方を世界企業に、もう一方を長い紛争へ導いてきました。分けたのは技術力ではなく“知財の設計”。日本特有の“補助金依存”という弱さとあわせ、全3回で読み解きます。